コース以外の設備4
駐車場
競馬場の周囲や隣接地には、来場者用の駐車場が用意されている。ただし、その規模は競馬場の立地条件によって大きく異なり、特に大都市圏の競馬場ではその規模や来場者数に対して駐車場の収容能力が全く不足しており、開催日には周辺地域に激しい渋滞を起こしている競馬場も見られる。その為、一般の来場者に対しては電車などの公共交通機関での来場をPRする場内放送を恒常的に流している競馬場も少なくない。また、多くの競馬場では至近の駐車場は関係者や馬主の専用駐車場として使用されている。他方、大都市部以外の競馬場では数千台規模の駐車場を整備している所も珍しくなく、最大とされる佐賀競馬場は収容台数1万台という巨大駐車場を整備している。その一方で市街地に所在する競馬場では、駐車場用地の不足を補うために立体化したり、競馬場の馬場の内側にも来場者用の駐車場を設置している所も見られる。
また、競馬場が自前で用意している駐車場の他にも、周辺では民間の1日駐車場が多く見られるが、これらはほとんど全てが有料である。
場外馬券売場においては、大都市部や市街中心部にあるものについては駐車場設備を全く備えていないものも珍しくない。
バスターミナル
多くの競馬場では、開催日には最寄の鉄道駅との間を連絡する送迎バスを運行している。このバスについては多くは入場門付近にターミナルが設置され、来場者の乗降が行われる。また大井競馬場などでは、このターミナルが非開催日にもバスターミナルとして使用されており、都営バスの一般路線(品93: 目黒駅〜品川駅〜大井競馬場)の折返場としても使用されている。
最寄駅
厳密には競馬場の設備とはいえないが、競馬場へのアクセスを主目的として設置されている鉄道の駅および路線、路面電車の停留所が存在する。中には改札口などの駅構造に余裕を持たせて、メインレース後などの一時的な大量の乗客を確実に捌けるだけの設備が確保されている駅もある。
- 函館競馬場
- 競馬場前電停(函館市電)
- 東京競馬場
- 京王競馬場線、府中競馬正門前駅
- JR南武線・武蔵野線、府中本町駅
- (東京競馬開催時・場外発売時のみ使用される臨時改札口と東京競馬場までの専用連絡歩道がある)
- 東京競馬場前駅(廃止)
- 中山競馬場
- JR武蔵野線、船橋法典駅
- (中山競馬開催時・場外発売時は臨時改札口から競馬場に直結する専用地下通路「ナッキーモール」を利用できる)
- 東中山駅
- (中山競馬開催時は一部特急列車が臨時停車となる)
- 船橋競馬場
- 船橋競馬場駅(厳密には駅の方が競馬場より古い)
- 大井競馬場
- 大井競馬場前駅
- 中京競馬場
- 中京競馬場前駅
- 名古屋競馬場
- 名古屋競馬場前駅
- 笠松競馬場
- 笠松駅
- 京都競馬場
- 京阪本線、淀駅
- (将来は京都競馬場前に移設される。淀屋橋方面の仮設ホームには臨時改札口が設置されている。)
- 園田競馬場
- 阪急神戸線、園田駅
- 阪神競馬場
- 阪急今津線、仁川駅
- 小倉競馬場
- 競馬場前駅
また、「競馬場」の名は駅名に冠していないが、開催日や場外発売日にのみ使用される改札口や、競馬場への専用通路が整備されている最寄駅も存在する(府中本町駅、淀駅、仁川駅など)。中には中山競馬場最寄の船橋法典駅の様に、競馬場への専用改札口から競馬場までの長さ1キロ弱の専用地下通路など、大量の来場者をスムーズに誘導する為の大規模な設備がなされている場所も見られる。